
寒い季節の登山は仙台から日帰りのできる低山が楽しい。
今回は阿武隈山地の最高峰と言う大滝根山を目指しました。登山口は麓のホテル跡。まだ建物がしっかり残っていて立入禁止の張り紙が。もちろん入りませんよ。でも気になります。
そしてすぐ横には廃墟となった教会もありました。きっとホテルの結婚式で使われた教会でしょう。たくさんの結婚式がここで行われたのは間違いありません。たくさんの笑顔も今は昔。廃墟と初冬の風の冷たさが寂しさを増幅させてました。
歩き始めて約1時間30分程度で頂上に到着。頂上には確かに神社がありましたが、そこは航空自衛隊のレーダー基地でした。基地内はフェンスに囲まれていて立ち入り禁止。それに監視カメラも。
こう言えば、東日本大震災の福島原発が爆発したときの映像は、ここの監視カメラのものだったんですね。フェンス越しに太平洋を見渡せて肉眼では確認出来なかったけど、方向的にはそちらでした。
ハイカーが目指す山の三角点は残念ながら基地内にありました。
ここで、お湯を沸かしてカップラーメンでもと思ったのですが、見晴らしは良くなく風も冷たかったのですぐさま撤退。

下りは別ルートと思ったのが、ここで道迷いを起こしてしまいました。
途中、確かに分岐点らしき場所に登山口方向を指し示す案内がありましたが、どうみてもそのルートは笹薮に覆われていて道らしきものが見当たりません。そこで、今までと同じ道幅をそのまま下りました。
途中にはハシゴがかかったり鎖場が出るなどかなりの勾配を降りました。楽しい道でしたが、ふと分岐点が出てこないことに心配になりました。そこで初めてGPSで確認したところ、計画していたルートからかなり外れていることがわかりました。
ここから、先程の鎖場とハシゴの急勾配を登り返し、さっき迷った分岐点まで戻ります。結局30分のロスをしてしまいました。まさか本来のルートはこの笹薮をかき分けるなんて!
最後には無事に登りのルートに合流し一息つくことが出来ました。
下山後、車で仙台平と言う場所へ寄り道。
すると何と言う絶景!この景色を見て疲れが吹き飛びました。今日もいい登山が出来ました。
